TOHOシネマズが3月18日、映画鑑賞料金の値上げを発表した。アルバイト人件費などの運営コストの増加を理由に、6月1日から料金を改定。TOHOシネマズ名の全国66拠点で、現在1800円の一般鑑賞料が1900円、1100円のファーストデイやレディースデイは1200円に変更される。
TOHO电影于3月18日发布票价上涨消息,理由为打工雇佣费等运营成本增加,(新票价)6月1日起实行。TOHO电影名下全国66处场所中普通电影票由现在的1800日元涨至为1900日元,First Day和Lady's Day由1100日元变更为1200日元。
具体一览:
普遍电影票:1800→1900(约114元)
老人:1100→1200(约72元)
First Day:1100→1200(约72元)
Lady's Day:1100→1200(约72元)
TOHO电影日:1100→1200(约72元)
夫妻半价票(两人):2200→2400(约114元)
・以上均为含税价格
・学生票价(大学生、高中生、初中生、小学生)、儿童、晚场、残疾人票价不变
・12月1日的“电影日”继续实行现在的1000日元票价
TOHOシネマズは、以下のコメントを発表。「弊社では、デジタル映写機や自動券売機等の導入による運営の効率化を図るとともに、映画をより多くのお客様にお届けし楽しんでいただくために新規出店や鑑賞環境の改善などに努めて参りました。しかしながら、アルバイト人件費を中心とした運営コストの上昇や各種設備投資への負担増により、企業努力だけではこれらの吸収は極めて困難であると判断し、鑑賞料金を改定させていただきます。今後も更なる企業努力により、お客様にご満足いただけるようサービスの向上に努めて参りますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」。
TOHO电影发表以下声明:“弊社在引进电子放映机、自动取票机等(设备)以求增加运营效率的同时,为了使更多观众收获观影乐趣,努力开设分店,改善观影环境。在这之中,却导致以打工雇佣费为中心的运营成本上升,以及各种投资设备费用增加,我们判断仅靠企业努力很难资金回笼,因此决定更改电影票价。今后TOHO电影将更加致力于提供优质服务和提高客人们得的满意度,还请各位谅解。”
日本网友评论:
“电影票也太贵了”、“美国(电影票价)只有日本的1/3啊” 虽然不想这么说,但1900日元也有点贵了吧,我记得原来是1500日元来着……
全世界电影票最贵的日本,其中最大型的TOHO电影再上调价格,实在是太贵了吧……
电影票涨价啊……电影票本来就很贵的说……
听说TOHO电影要涨价还以为要涨多少呢,才100日元啊,完全没问题。
涨价100日元也是没办法的事儿,我家离TOHO也挺近的, 之后也会一直去,所以你们差不多考虑搞个男士日不?
价格上调没啥问题,但(影院的)咖啡拿铁不要做那么甜好吗
电影票涨价啊,看电影也成了有钱人的娱乐了呢。
在日本看电影为什么这么贵?来看日媒分析——
世界一高い映画料金1800円の日本
日本电影票世界最贵——1800日元
映画のチケット料金1800円という高額な値段。仮に4人家族で映画を観に行くと大人2人(1800円×2)、子供2人(1000円×2)で計算すると5600円。これにポップコーンや飲み物を注文するとかなりの金額になります。
电影票的价格高达1800日元,假设一家四口观影,大人2位+儿童2位的话需要5600日元,如果再买爆米花和饮料就相当贵了。
レンタルDVDが100円の時代に、1800円の映画料金はとても大衆娯楽とは言えない金額、深刻な映画館離れが進んでいる要因の大きな一つが高額な映画のチケット料金です。
如今,租借DVD只要100日元,1800日元的电影票怎么看也不是大众娱乐该有的价格,现今影院客流量越发减少,其中一大原因就是高额的电影票价。
日本の映画チケット料1800円は世界一位の金額で、北欧など物価が日本よりも高い国を上回っています。
1800日元的日本电影票价居世界第一位,比物价高于日本的北欧国家还要贵。
アメリカの映画料金700円
美国电影票700日元(约42元)
莫大な製作費をかけるハリウッド映画の原作国アメリカは、600円~700円が映画料金の相場。
制作花费巨大的好莱坞电影原产国——美国,电影票市价为600~700日元。
ヨーロッパの映画料金1600円だけど
欧洲的电影票价为1600日元(约96元)
日本よりも物価の高い北欧などでも映画料金は1600円前後。ヨーロッパの映画産業の中心国フランスでは、アメリカ同様700円が相場。
比日本物价高的北欧等地电影票约1600日元左右。而作为欧洲电影产业的中心法国,市价和美国一样,也是700日元。
ノルウェーなどの北欧の地域では、日本のコンビニにあるようなサンドイッチが一つ700円くらいしますから、その物価の高さから考えれば1600円という映画料金はかなり安いことが分かります。
在挪威等北欧地区,一个三明治差不多要700日元,以这样的高物价来讲,1600日元的电影票可以说是非常便宜了。
アジアの映画料金800円
亚洲的平均电影票价为800日元(约48元)
韓国とシンガポールで800円、中国は地域にもよりますが600~1500円。その他の東南アジア諸国では500円が相場。
在韩国和新加坡为800日元,中国因地域而定,在600日元~1500日元之间。其他的东南亚诸国市价为500日元。
もちろん自国の映画だけでなく、ハリウッドの大作だってこの値段で上映されています。
当然不只是本国的电影,好莱坞大片也是这个票价。
インドはたったの30円
在印度看电影只要30日元(约1块8)
アメリカを越えて世界で一番映画を製作しているインド(2015年度)その映画料金は320円が相場。
超过美国跃居世界第一的电影制作大国印度(2015年度)的电影票市价为320日元。
インドの地方に行くと30円が相場という圧倒的な低価格。ただし、空調などもない劣悪な環境の映画館のようです。
而在印度偏远地区的影院看电影只要30日元,简直便宜到不行,不过是在连空调也没有的恶劣环境中的电影院。
高い映画料金は大手映画会社のせい
日本高昂的电影票价是大型电影公司所致
日本の映画料金だけが世界でも飛びぬけて高い一番の理由は、大手映画会社の独占支配の名残が強い為です。
日本只有电影票价跃居世界第一的理由是:大型电影公司垄断市场的历史严重遗留问题。
映画産業は「制作」「配給」「興行」の3つに分類されます。日本はこの3つの業界が三位一体と言われるほど強い繋がりを持っています。
电影产业分为“制作”、“配给”、“发行”三类。在日本这三者可被称为“三位一体”,互相有紧密的联系。
映画の権利を持っている配給会社の言い値で、映画の興行権を買わなければ人気の映画を興行会社は卸してもらえない為、お客さんが映画館に来ません。
发行公司如果不满足持有电影版权的配给公司的要价要求,那么就购买不到人气电影的发行权,因而观众也不会进馆观影。
その為、戦後長い間、興行会社は映画料金の値下げをしようにも、大きな資本を持つ配給会社の言いなりにならざるを得なかったという過去があります。
因此在战后很长一段时间,存在着这种情况:发行公司即使想要降低电影票价,也不得不接受持有大量资本的配给公司的要求。
制作会社
制作公司
映画を実際に作る会社。監督やスタッフ、出演陣などを揃え、撮影、編集など制作に関わる全てを行う。
实际上制作电影的公司,包括导演,工作人员的演出阵容,以及摄影,剪辑等所有与制作相关的人员。
映画の製作には莫大な費用が掛かる為、スポンサーや配給会社、制作委員会などと提携して映画を製作する。
因为制作电影需花费巨额费用,因此需要赞助商,配给公司,制作委员会等赞助制作电影。
配給会社
配给公司
制作された映画の権利を期限付きで買い取り、映画館にその作品を卸すことで利益を得るのが配給会社。
配给公司就是在一定期限内买断制作好了的电影版权,通过把作品投放到电影院而获得收益的公司。
映画の番宣や、テレビ放映権、DVD化のセールスに関する権利を持つ。大きな資本を持っているので制作会社が映画を製作する際のスポンサーになることも多い。
(配给公司)拥有电影宣传,电视放映权,DVD化与售卖等相关权利。因为持有大量资本,所以通常是制作公司制作电影时的赞助商。
興行会社
发行公司
映画館を運営している会社のこと。配給会社から映画の放映権を買って自社の保有する映画館で放映して利益を得る。
指运营电影院的公司。从配给公司购买电影的放映权,通过在本公司名下的电影院放映而获利。
映画館に来たお客さんが買うポップコーンや飲み物代は貴重な利益元。
前来观影的观众们所购买的爆米花与饮料等是非常重要的利益来源。
配給会社に従うしかない映画館は値下げできなかった
不得不“唯配给公司是从”的电影院无法下调票价
世界の映画ビジネスにおける「制作」「配給」「興行」はそれぞれに独立しており、映画館を運営する興行会社は独自に公開する映画の料金を決定することが出来ます。
在世界的电影行业中,“制作”、“配给”、“发行”是各自独立的,运营电影院的发行公司可以自行决定上映电影的票价。
その為、各映画館で価格競争が起こり自然と映画の料金は安くなるのです。作品によって700円だったり、500円だったりと値段が違い、ハリウッド超大作などでも公開から少し日数が経てば安く見ることが出来ます。
因此,在各电影院上演着价格竞争,自然电影票价也就便宜了。不同作品会有700日元、500日元等不同的票价,即使是好莱坞大片,上映后一段时间也会出现降价的情况。
日本の配給会社の場合、映画の公開初週の売り上げの約7割を配給会社へ支払うことが明文化されており、映画館を運営する興行会社は配給会社に対して弱い立場にあります。
在日本的配给公司中,电影上映的第一周销售额约七成需要支付给配给公司,这是不成文的规矩,运营着电影院的发行公司比起配给公司来说是站在相对较弱的立场上的。
配給会社に支払う利率は日が経つごとに低くなっていきますので、興行会社としては爆発的な売り上げを持つ作品よりもロングラン上映を狙える根強い人気を持つ作品のほうが収益を見込めます。
因为支付给配给公司的利率会随时间推移降低,那么作为发行公司来讲,比起销售额暴涨的作品,瞄准长期上映,一直保持人气的作品才更可能获得收益。
しかし、ロングランヒットする映画などそう多くはなく、配給会社の言いなりにならざるを得ない状態が長年続き、資本力の弱い映画館が軒並み潰れてしまう要因の一つとなりました。
然而,长期火爆的电影寥寥,“唯配给公司是从”的状况长年持续,这也是资本薄弱的电影院接连倒闭的一大重要原因。
シネマコンプレックスが映画料金を安くし始めた
Cinema Complex使电影票价开始下降
注:Cinema Complex即复合式影院。
2000年度以降の外資系企業の参入によるシネコンの台頭により、この状況は崩れ始め、レディースデイやシニア割り、毎月1日は映画1000円などのキャンペーンを利用した映画料金の引き下げの風潮がようやく生まれました。
2000年以后,外资企业渗透致使电影行业兴起,这种状态开始崩溃,出现了女士日,老年人打折,每月1日电影票1000日元这种促销手段,终于开始了“电影票降价”的潮流。
また、シネコンが大半の映画館を占めるようになり、TOHOシネマズ(東宝)、松竹マルチプレックスシアターズ(松竹)など、国内の大手配給会社は自社で直接、シネマコンプレックスの運営を始めました。
另外,Cinema Complex占领了电影院的半壁江山,像是TOHO电影(东宝),松竹多媒体影院等,国内这些大型配给公司直接自己开始运营Cinema Complex。
映画料金1800円の内訳
电影票价1800日元的内情
作品によって映画料金の内訳は異なりますが一般的には、50%が映画館の取り分、残りの半分が配給会社の取り分と言われています。
作品不同电影票的内情也会不同,但一般来说电影院占50%收益,剩余一半分给配给公司。
映画館を運営する興行会社は、1800円の50%である900円から映画館で働くスタッフの人件費、設備代、電気代、家賃を支払います。それらを差し引いた残りの金額が映画館の利益となります。
运营电影院的发行公司,把1800日元的一半——900日元作为影院工作人员的雇佣费、设备费、电费、租金等。除去这些就是电影院的收益了。
配給会社は、1800円の50%の900円から宣伝広告費、その他スポンサーへの配当金を引いた、差額と配給手数料(約20%)が利益となる。
配给公司这里1800日元的一半——900日元作为宣传广告费,其他除去给赞助商的钱外,差额和配给手续费(约20%)就是收益。
仮に、10億円の興行収入がある作品だとすると、1800円の内180円が利益となり、それにプラスして配給手数料の20%に当たる180円が配給会社の取り分。つまり、1800円の内360円が配給会社に入る仕組みとなっています。
假如票房10亿日元的作品,将1800日元中的180日元作为收益,再加上配给手续费的20%——180日元,这是配给公司所占分成。也就是说1800日元中的360日元是需要交给配给公司的。
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